石狩川河口探鳥会風景(8月)

 
 今年度後期最初の石狩川河口探鳥会での開始挨拶風景。集合場所は「はまなすの丘公園」の駐車場です。ビジターセンターが見えますね。天気は見ての通り快晴、30℃越えかとの予報もありましたが、短い北海道の夏の残暑を楽しむのもいいですね。36名の参加でした。

 

 
 探鳥地は日本海と石狩川の交わりに形成された砂嘴に広がる「はまなすの丘公園」の外周となります。日本海側では海岸線に沿って砂浜を歩き、カモメやシギなどの水鳥を観察します。砂嘴の先端の石狩川河口から上流に向かって歩き、海浜植物が自生しているはまなす丘公園を右手に見ながら、主に草原の鳥を観察することになります。写真は、これから海岸線に向かって進んでいるところです。

 

 
 海岸線での観察風景。皆さんの期待は、この頃から北の営巣地から渡ってくるシギ・チドリですが、今年はどうなんだろうかと期待が膨らみます。沖合には、あちらこちらでカンムリカイツブリやウミウなどが海面から顔を出したり、潜水して餌を獲る姿を見ることができました。この時期にはカワウが戻ってくる季節なのですが、双眼鏡やスコープでも識別が難しい距離でしたので、海にいるので取りあえずウミウ。鳥合わせでは探鳥幹事からウミウとカワウがいましたと。確りと識別をしていたのですね。流石、幹事さん!

 

 
 海岸線に沿って低空で20羽程度の小型のシギの群れが飛んできました。海岸に降りる思わせぶりを何度か繰り返しながら小樽方面に飛び去っていってしまいました。この様子は、探鳥会に参加していた方が本会HPの「野鳥情報伝言板」に投稿してくださいましたので、ぜひご覧下さい。そのあとには・・・

 

 
 2羽のトウネンが残っていました。先の群れのものかは分かりませんが、すっかり「砂浜のアイドル」となり、皆さんを楽しませてくれました。

 

 
 砂嘴の先端で、石狩川河口です。浸食と数日前の大雨による増水によって先端部を渡るのは危険であるとことから、迂回することにしました。

 

 
 迂回路で公園を横断する皆さん。ハマナスなどの海浜植物を楽しむことができました。

 

 
 迂回路の先の東屋で休憩する皆さん。

 

 
 東屋付近から見たビジターセンター方向の風景。灯台は、灯台守 夫婦の厳しい駐在生活を描いた松竹映画「喜びも悲しみも幾年月」の撮影の舞台となりました。現在の灯台は紅白の化粧直しをしたものです。手稲山系の山並みも雄大ですね。

 

 
 石狩川での観察風景。草原では、ノビタキとホオアカを見ることが出来ました。

 

 
 石狩川堤防で涼しい川風に当たりながらの鳥合わせ風景。16種の観察でした。草原の野鳥の密度が少ないのではとの印象がありました。探鳥会でのたまたまの巡り合わせであれば良いのですが・・・