宮島沼探鳥会風景

 
 開始挨拶風景。宮島沼は美唄市大富に所在する沼。世界でも有数のマガンの飛来地と有名で、日本で13番目のラムサール条約登録湿地です。札幌市中心部からは約40kmの距離で遠路にもかかわらず、39名と多数の参加です。開始前に雨が降ったのか、地面の芝生は濡れていました。雨を降らした雲が見えていますね。ですが、天気予報は晴れで、汗ばむほどの気温でした。

 

    
 スコープの砲列。水鳥までの距離が遠いのでスコープは必須アイテムです。ベテラン会員さんが鳥を探し出し、参加者の皆さんに見ていただくスタイルとなっています。

 

    
 遠くにマガン、ヒシクイの群れがいました。土曜日のねぐら入りは約1万羽であったそうです。丹念に観察を続け、この中からシジュウカラガンやカリガネを見つけ出すのが、この地の探鳥会の醍醐味です。シジュウカラガン1羽を見つけることができました。スコープに入れて参加者の皆さんに見ていただきますが、皆さんスコープに入ったシジュウカラガンを探すのも一苦労のようです。

 

 上空を飛ぶヒシクイの群れ。

 

 渡りの時期にはまだ早いのでしょうか、マガンやヒシクイの数が少ないようです。

 

 その中で目立ったのは、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カイツブリなどでした。瓜縞模様が残っているカンムリカイツブリの幼鳥があちらこちらにおり、親鳥から餌をもらっている微笑ましいシーンを観察することができました。

 

 鳥合わせ風景。30種の観察でした。ここの探鳥の見所の一つは、オジロワシやハヤブサに驚いて一斉にマガンやヒシクイが飛び立つ壮観なシーンなのですが、当日は残念ながら見られませんでした。チュウヒやチゴハヤブサでは驚かないのですね。

  

会員のH. T.さんから届いた素晴らしい写真を紹介します。

チュウヒ

 

チゴハヤブサ

 

カンムリカイツブリ幼鳥