いしかり調整池探鳥会風景(10月)
今期2回目のいしかり調整池での探鳥会。開始前挨拶風景で、31名の参加です。当日は北海道で10月史上初の真夏日を記録しました。札幌でも真夏日に近い高温でしたが、いしかり調整池では適度な風があり、心地良かったです。
集合場所近くのでの観察風景。9月の探鳥会と比べてダイサギなどのサギ類の数が少なくなりましたが、遠くですがシギ類があちらこちらにいることを確認し、一安心です。
観察風景。スコープを中心に小グループに分かれて観察します。背の低い方のために踏み台も用意しているベテラン会員さんもいます。
エリマキシギ(左)とアオアシシギ(右2羽)。
ツルシギ(左)とコアオアシシギ。ツルシギはこの時期に一番多く観察できるシギ類です。足が赤く、せわしなく水中に顔を沈めて採餌しているので遠くからでも分かります。
オグロシギ3羽。中に足を怪我したのか、不自由そうに歩行をしているものがいました。渡るまでには直ればよいですね。
珍客のアメリカウズラシギ。胸の縦斑が太く、白い胸と明確に(パッキと)区切られているのが特徴です。逆光でしたが、皆さんじっくりと観察することができました。
今年はアメリカウズラシギの他、本会ホームページの野鳥情報伝言板で紹介があったようにクサシギ、アカアシシギ、ツメナガセキレイなどの珍客を観察することができました。これからも楽しみですね。
いしかり調整池は約454×334mの長方形で、その周囲を約2時間をかけて観察します。対岸で観察しているグループです。この地での探鳥会の見所の一つは、水鳥を狙ってやってくるワシタカ類ですが、ハイタカ、オオタカ、ハヤブサを観察することができました。特に、ハヤブサと水鳥たちとの攻防シーンは圧巻でした。毎日数回、このような生死のドラマが繰り返されているのですね。
鳥合わせ風景。シギ・チドリ類の8種を含め、合計29種の観察でした。いしかり調整池施設の開放は10月末までです。まだまだ沢山の出会いがあると思います。終了後には、花壇の整備やトイレや周辺ゴミの掃除を予定していましたが、皆様綺麗に利用されていましたので短時間で終了することができました。感謝です。
会員のY. T.さんから届いた素晴らしい写真を紹介します。
一部の写真には探鳥会前のものも含まれています。ムナグロやキョウジョシギがいたとのことです。
コアオアシシギ
アオアシシギ
ツルシギ
オグロシギ(左)とムナグロ(右2羽)(探鳥会前)
アメリカウズラシギ
ダイサギ(探鳥会前)