ウトナイ湖探鳥会風景(3月)

 探鳥会開始挨拶風景。3月開催のウトナイ湖探鳥会はコロナ禍や悪天により過去3年間の中断がありました。好天に恵まれ絶好の探鳥日和です。・・・ですが、探鳥会開始前には、数度、ねぐらのウトナイ湖から餌場へと移動するガン類の編隊があり、「もう少しだけ湖面に残っていてね」と願うまででした。

  

 ウトナイ湖道の駅のリニューアル工事で使用できなかった展望台(写真中央)が3月から利用できるようになりました。展望台に向かっているところです。

  

 展望台屋上からの観察風景。鳥との距離はありますがウトナイ湖を全体を眺望できます。

  

 ウトナイ湖の全景

  

 珍客エゾシカ

  

 ウトナイ湖の湖畔に向かいます。写真右に見える建物はウトナイ湖野生鳥獣保護センターです。

  

 湖畔の東屋での観察風景。水鳥の数が少ない上に、逆光や湖面からの日射しの強烈な照り返しなどで、双眼鏡では鳥の識別が難しかったです。このような時は、望遠鏡とベテランさんの識別眼が頼りとなります。マガモ、ヒドリガモ、コガモ、ヨシガモ、ホオジロガモなどを確認することができました。

  

 湖畔林に入っての探鳥風景。さえずりが微かには聞こえますますが、鳥の活動は活発でははありません。それでも、ツグミ、シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒバリ(地鳴きによる今期初認)などを確認できました。

  

 湖畔のテラスからの観察。

  

 度々、青空上空に現れたオジロワシ。悠々と帆翔しています。

  

 水鳥にとっては迷惑極まりないオジロワシが上空に現れるたびに、飛び立っての回避行動と安全確認後の着水が繰り返されました。美々川の流入付近でカワアイサを発見! これを望遠鏡で観察していたところ、視野の中にタンチョウが飛び込んできました。双眼鏡でも確認することができ、優雅な羽ばたきとともに対岸の葦原の中に消えていきました。

  

ハンノキの実を啄んでいるハシブトガラ。立派な雄花ですね。

  

 ウトナイ湖サンクチュアリ・ネーチャーセンターの駐車場近くで鳥合わせをしました。近くの林にシマエナガがいました。鳥合わせをしばらく遅らせて皆さんとじっくり観察を続けました。ヒバリの初認もあり、春間近を感じさせる探鳥会でした。