藤の沢探鳥会風景(5月)
5月5日「子供の日」恒例の藤の沢探鳥会。出発地点となっている白鳥園での開催挨拶風景。探鳥地は札幌市南区藤野の岡田の山(愛称藤野マナスル=標高316m)の頂上から西側の丘陵地帯で、「小鳥の村」として知られている所です。今年は、探鳥コース中にあった北海道文教大学札幌明清高校が移転のため敷地の整地作業が行われているため、探鳥コース変更がありました。整地作業現場手前でオカバルシ川方面にどんぐり丘まで登り、川沿いを歩き白鳥園まで戻るという短縮コースでした。
白鳥園の桜の木のヒヨドリ。満開の桜の花に映えるヒヨドリです。
探鳥風景。白鳥園からオカバルシ川を渡り、小鳥の森に入るところです。
愛鳥広場へ向かって進んでいます。散策路の笹は白鳥園園主の小沢さんに刈っていただきました。感謝申し上げます。
愛鳥広場の標識
愛鳥広場での探鳥風景。いつもならクロツグミなどの小鳥のさえずりが聞こえてくるのですが静かでした。
愛鳥広場の出口付近でアカゲラを発見! 皆さんでアカゲラの姿を追っている様子です。
クロツグミの美声が聞こえてきました。朗々と歌い上げています。皆さんと真剣に姿を探しますが見つかりません。・・・と、尾根沿いよりクマゲラの鳴き声が聞こえてきて、さらに飛び鳴き、雌雄は不明ですがこの沢を挟んで2羽のクマゲラがドラミングを始めました。写真はクマゲラを望遠鏡で観察しているところです。
クマゲラ。 繁殖期特有の「クイッ、クイッ、クイッ・・・」という鳴き声、相手を誘うような甘い独特の声も聞かれ、その行動は断続的に10分ほど続きました。参加者一同、貴重な体験ができました。
ヤマゲラ雌。この日の探鳥会でよく観察できたのはヤマゲラでした。クマゲラの生態に詳しい本日の探鳥会幹事さんによれば、ヤマゲラはクマゲラの食べ残しを狙って追ってくる習性があるので、クマゲラとヤマゲラを同時に観測できることがよくあるとのことです。
旧文教大学札幌明清高校の整地工事現場の手前の林で、数羽のエナガを観察することができました。混群でハシブトガラも混じっていました。
帰路のオカバルシ川でモズの観察。
ヤマゲラ雄が皆さんが観察しやすいところに現れてくれました。
今日は大活躍のヤマゲラ
大トリとして最後を締めた小鳥は、オカバルシ川の川沿いの柵に現れたホオジロ。まったりと日向ぼっこをしていたので皆さんはじっくり観察することができました。
鳥合わせ風景。好天に恵まれ、小鳥の村の起伏のある山道では、汗をかくほどでした。コース変更があり、野鳥の出も心配でしたが、クマゲラ、ヤマゲラ、エナガ、ホオジロなどをじっくりと観察できました。ただ、楽しみにしていたオオルリが現れなかったのは残念。