千歳川探鳥会風景(5月)

 探鳥会開始風景。予想より良い天気に恵まれ、天候は晴れ、爽やかな風が吹く千歳川でした。集合時間は午前8時で、札幌からの参加となると早起きをしないといけません。・・・にも係わらず参加者はなんと64名で、タクシ―2台で駆け付けた数名の参加者もおりました。

  

 探鳥会開始前に現れたキセキレイ。千歳川では、ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイと3種のセキレイを観察できるのですよ。幸先よい出会いです。

  

 集合場所を出て直ぐの千歳川にかかる第一烏柵舞橋での観察風景。あちらこちらからクロツグミの美声が聞こえてきます。ここでは、小手調べにヤマセミの水面の飛翔を狙っています。待っている間に山の稜線を飛ぶオオタカを見ることができました。

  

 キバシリの観察風景。観察場所は千歳川沿いの歩道から川沿いの林道に入ったところで、木々の緑のアーケードの下を川のせせらぎの音に混じる野鳥のさえずりを頼りに探鳥をします。苔生す倒木の緑のグラデーションや野辺の草花も楽しめます。

  

 皆さんが観察しているキバシリ。

  

 各所でイカルのさえずりを聞くことができました。ですが、葉が茂ってなかなか姿を捉えることができません。イカルを観察している貴重な場面です。

  

 イカル。大きな黄色の嘴が特徴です。鳴き声とともに姿も愛嬌があって、会って嬉しい野鳥です。(会員の武藤幹太さん撮影)

  

 休憩地の王子製紙第四水力発電所。ご厚意により敷地内を休憩地として開放していただいております。通常は通用門は施錠しており、立ち入りができません。

  

 発電所のダム湖のそばでの休憩風景。発電所には午前10時ちょっと過ぎたころに到着します。探鳥会開始が午前8時と早いので、遅い朝食あるいは早い昼食となります。ダム湖にはキンクロハジロの群れがいました。

  

 復路でのオオルリの観察風景。オオルリのさえずりもよく聞こえてきました。木の葉が茂って見つけることが難しいのですが、なにせFly Catcherなので、虫を追ってあっちこっちと飛んでくれるので何とか見つけることができます。

  

 オオルリ

  

 さけます情報館のローンでの休憩風景。ここではいつもトイレタイムを取っていますが、なかなかの探鳥スポットで、のんびりと休憩を取って油断しているわけにはいきません。過去には、カワセミ、ヤマセミ、キビタキ、エゾムシクイ、イカルなどを観察できました。

  

 今回は千歳川の岸辺の流木の上のオシドリを観察できました。分かりづらいところにいたのですが、皆さんの注意深い観察で見つけることができました。

  

 流木の上の2羽のオシドリ雄2羽。奥さんたちは抱卵中ですか? 俺たちは何もすることが無いしな~~でしょうか。(会員の武藤幹太さん撮影)

  

 オシドリの観察中に上空に現れたミサゴ

  

 鳥合わせ風景。ヤマセミは川面を2回(往復)飛ぶ姿を確認し2年連続の記録となりました。セグロセキレイを期待していたのですが、残念ながら確認できませんでした。44種の観察、千歳川沿いの自然環境のレベルの高さの数字でしょうか。ただ、鳥の数(総数)が全体的に少なかったのが気になりました。