茨戸川緑地探鳥会風景
開催挨拶風景。今年度から植苗ウトナイに代わって定例探鳥地となった第1回目の茨戸川緑地探鳥会。緑地形状はほぼ三角形で、その2辺が茨戸川となっており水辺に囲まれています。降雨の予報もあるものの、開始当初は写真のようにが雨が上がっていました。41名の参加です。交通の便や天候を考えると上々だったと思います。
探鳥風景。見えているのは茨戸川で、対岸にいたアオサギを観察しています。ここでは、アオジ、オオヨシキリ、ベニマシコなどが観察できるはずなのですが、今回は期待外れでした。
場所を移動してのコヨシキリの観察風景。あちらこちらでコヨシキリがさえずっています。草穂の上で、木の枝で、柵の欄干の上で、かまびすく健気に一生懸命鳴いています。
カワラヒワがポーズをとってくれました。シャッタ・チャンスが少ない中で本当に助かります。
今回の探鳥会でじっくりと観察できたのはカッコウでした。葉陰に隠れているつもりなのか長時間にわたって留まっていました。スコープで見た金色のアイリングに縁取られた鋭い眼光の目はど迫力でした。何を狙っているのでしょうか。”ギンギラギンにさりげなく、そいつが俺のやり方~~♪♪”とマッチの歌を思い浮かびました。
ホオアカの観察風景。茨戸川緑地は2016年にオープンですので、まだ緑地環境が変化途上にあるものと思います。これまではノビタキ、ホオアカ、オオジュリンなど草原の野鳥を多く観察することができたのですが、今年は密度が低いように感じます。環境変化の過程によるものか、今年度限りの現象なのか分かりません。探鳥会を通して変化を見守りたいと思います。
比較的よく観察できたホオアカ。子育てに忙しい時期で、せっせと虫を巣に運んでいます。
林の中からノゴマのさえずりが聞こえてきました。鳥探し名人の参加者が、木の下の薄暗い枝の中にいたノゴマを見つけてくれました。薄暗いなかで喉の日の丸が一層印象的です。
観察風景。緑地の3角形の頂点に位置し、折り返し地点となる山口橋まで進みます。山口橋の先が石狩川堤防となります。2021年に石狩川を渡ってきたヒグマが現れたところです。山口橋まで来たところで雨脚が強くなってきましたので、急いで出発点まで戻ることにしました。
鳥合わせ風景。雨が降っていたので管理事務を借りて鳥合わせをしました。29種の観察でした。オオジュリンを観察できなかったのは残念でした。皆さんの期待のベニマシコですが、各所で”ピッポッ”の鳴き声が聞こえていました。ベニマシコが虫を追って移動し、木の葉が揺れるのを頼りに粘り強くがんばった人は観察できたはずです。