鵡川河口探鳥会風景 (8月)

 雨模様との予報でしたが、開催時には晴れ間もでるような天気で、無事開催できました。29名の参加で、日本野鳥の会・苫小牧支部との合同探鳥会となり、新冠からの4名の参加もありました。写真は、鵡川・道の駅「四季の館」駐車場前での探鳥会開始挨拶風景です。
 探鳥コースは、道の駅「四季の館」から国道235線を渡ったところを起点として、鵡川河口までの約1.7kmの間となります。起点には写真のような案内板があります。
 鵡川牧場の牧舎の先には一般車両の進入禁止のゲートがあります。探鳥地起点から牧舎のあいだでは、デントコーンの穂先や電線に止まるカワラヒワやノビタキを見ることができました。ゲートの先が鵡川右岸で、河口まで広がっている牧草地が探鳥地となります。ゲート付近ではショウドウツバメが盛んに飛んでいました。すごいスピードで飛翔しているショウドウツバメをファインダーで捉えようとチャレンジしている皆さん。
 ゲート近くの水辺での観察風景。遠くにダイサギがいました。
 遠くの対岸の水辺に佇むダイサギ。
 ゲート近くの水辺を出てすぐの牧草地での観察。遠くにアオサギやダイサギがいました。また、河口方面には鵜の群れが翔んでいるのが見えました。期待が膨らみます。
 河口に向かって進みます。
 鵡川河口での観察風景。まず目についたのは、ウミウの群れでした。カワウやオオセグロカモメなどもいました。さてと、お目当てのシギ・チドリ類を観察をしましょうと、河口付近の砂浜を丹念に調べました。・・・が、残念ながら何も見つけることができませんでした。
 ウミウの群れが風に流され何度も飛んでいました。
 対岸の流木に留まっているカワウ。ウミウは水かきがついた足で、写真のように木の枝に器用に止まることがきるのですよ。この近くにカルガモがいました。
 鵡川河口と海岸砂丘。
 海と人工干潟を結ぶ水路に架かる橋が流されて、海岸線に出ることができませんでした。水路の先に見える池が人工干潟です。海岸に出ればシギ・チドリ類を見つけることができたのにと残念です。
 鵡川河口での鳥合わせ風景。19種の観察。蒸し暑かったものの、風が強く、波もやや高かった状態でしたが、参加者には、気持ちの良い風となったようです。探鳥の方の成果は芳しくなく、残念ながらシギ・チドリ類を見つけることは出来ませんでした。対岸の枯れ木にカワウやダイサギ、アオサギなどが見られた程度でした。ショウドウツバメが頭の上を飛び、間近で見ることが出来たのは良かったです。鵡川の人工干潟や河口の干潟はちょっと厳しい状況が続いているようです。来年を期待しましょう。