ウトナイ湖

 探鳥会開催挨拶風景。今季一番に冷え込んだ気温でしたが、ウトナイ湖は風も弱く穏やかな晴天に恵まれました。
 湖畔の散策路の東屋へ向かう皆さん。木々の葉も落ち、すっかり晩秋の装いです。
 東屋の手前の木道でイスカを観察している皆さん。このイスカは探鳥会開始前にもおり、見損なってはもったいないと開始前に皆さんに見ていただいたイスカです。
 はい、そのイスカです。くちばしの上下が食違っており「イスカの嘴(はし)の食違い」と云われていますね。英名ではcrossbill で、まさにその通りです。
 木道に落ちていた小さな松ぼっくり状のハンノキの実がよほど気に入ったようです。人の気配があっても逃げようとしません。探鳥会終了後にもいました。
 東屋での観察風景。湖面の水鳥は少なく、ほとんどが対岸沿いで遠く、双眼鏡では大型の鳥しか探せない状況でした。
 対岸の木に止まっていたオジロワシ成鳥を望遠鏡で観察しているところです。猛禽類はトビ、オジロワシ、チュウヒ、ハイタカ、オオタカ、ノスリと多く出現しましたが、ほとんどが、遠くを飛んでいるのを望遠鏡で確認する程度でした。
 最も近くにいたカモの群れ。逆光でシルエット状態でしたが、マガモの群れでした。
 近くに飛来したダイサギ。
 雑木林に入る手前でエナガの群れを観察できました。珍しい野鳥ではないのですが、見たいときになかなか姿を現してくれない妖精のような気まぐれな小鳥です。今回は幸運でした。
 葉の落ちた雑木林では、カケス、アカゲラ、ツグミ、メジロ、ハシブトガラなどを観察できました。カケスを見ているところです。カケスの図体は比較的大きく、飛び方も敏捷ではないので、じっくりと観察できました。
 湖畔での観察風景。オジロワシ3羽が青空の中を悠然と飛翔しているのを見ることができました。
 鳥合わせ風景。32種の観察。水鳥が少ないのにいろいろな種類の鳥を探すことができた探鳥会でした。通常の探鳥会に比べて、少年、少女の参加が多いように感じました。ヤング・バードウオッチャの野鳥を見つける素早さや知識の豊富さには驚きました。今後の成長が楽しみです。