野幌森林公園(12月)
探鳥会開催挨拶風景。ヒグマ出没のため中止が続き3月ぶりの開催となりました。風もなく、穏やかで暖かな好天に恵まれました。
開始前から、入口そばのヤドリギに、ヒレンジャク、キレンジャクの群れが現れ、開始挨拶中にも飛び去ってしまうのではないかとヒヤヒヤしました。ありがたいことに居てくれ、参加者全員で見ることができました。
そのヒレンジャク
ヤドリギの赤い実を啄んでいるヒレンジャク。ヤドリギは木に寄生している植物で、実はネバネバとした中身です。この実を好んで食べるレンジャクの糞に含まれる種子が木に付着するとで、ヤドリギが木に寄生することができるとのこと。持ちつ持たれつの関係ですね。
探鳥風景。積雪は少なく、木々の葉も落ちており、野鳥がいれば観察しやすいのですが、森は静かでした。アカゲラやキバシリを観察している貴重なシーンです。
そのアカゲラ
キバシリ。キバシリも2度ほど現れ、木をせっせと登っては近くの木の根元まで降り、その繰り返しが続きました。この行動様式はM字行動とのこと。なるほどね。
志文別線の分岐点での休憩風景。鳥の出が思わしくなく、後半の探鳥コースを期待しているところです。鳥が出ないときは、雪原に残された動物のフィールドサインを探すアニマルトラッキングを楽しみます。ユキウサギ、キタキツネ、ヤチネズミなどの足跡を確認できました。
所々で慰めるかのようにカラ類の混群が現れました。妙に人懐っこい鳥もいて、餌を与えている散策者がいるのでしょうか。
ゴジュウカラ
ハシブトガラ
ヤマガラ
大沢園地のトイレ。トイレも閉まっておりすっかり冬支度です。
大沢口に向けての帰途。これからカツラコースの急登がまっています。
毎日公園を散策している我々とも顔なじみの方が坂の途中でカメラをかまえてしました。聞くと、折れた木にハイタカが止まっていると。どれどれと見始めたところで、ハイタカが飛び去ってしまいました。
鳥合わせ風景。16種の観察でやや寂しい結果でした。ヒグマの出没で、中止をしていた探鳥会でしたが、ようやく再開できたことを良しとしましょうね。