野幌森林公園探鳥会風景(2月)
探鳥会開催挨拶風景。連日続いた強風と降雪で集合場所の木製テーブルはすっかり雪の中でした。気温は低いものの(最低気温-8.2℃)、時折日が差すような好天候に恵まれました。開始前には、キレンジャク数羽が集合場所の近くで見られていましたが、開始時刻のころには森の南の方に飛び去ってしまいました。
これまでの積雪で散策路は細い一本道でしたが予想していたより歩きやすかったですが、踏まれた一本道を踏み外すと膝まで雪に埋まりバランスを崩すので、参加者も要注意でした。
探鳥風景。安全に雪道を歩くためには足下をよく見なければなりません。鳥を探すには木々の梢(森林公園の木の背は高い!)に目を凝らさなければなりません。どうすれば良いのだろうか。森の中を散策する人、スノーシューで歩く人、歩くスキーで歩く人と行き交います。その場合は、写真のように雪道の脇を踏み固めて緩衝地をつくり、道を譲ります。
森は静かで、鳥の姿が少なく、参加者は鳥を見つけるのに苦労したようでした。時折、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、コゲラなどを観察することができました。写真はヒガラ。木の芽が膨らんでいます。
ハシブトガラ。何かを突いているのかな。
最近、クマゲラが数日をかけて掘ったという食痕。
アカゲラ
コゲラ
冬の野幌森林公園での探鳥会では、動物たちの雪原に残した足跡を見るアニマルトラッキングも楽しみの一つです。これはエゾユキウサギの足跡です。その他には、キツネ、リス、ネズミなどの足跡もありました。
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数年前に強風により広い範囲で木々が倒れ、これらの倒木を整理して更地に植林をしました。写真からは植林した苗木の間を縫うようにエゾユキウサギの足跡があることが分かります。餌の乏しい冬ですが、新芽でも漁ったのでしょうか。
雪の綿帽子をかぶった大沢園地のトイレ。冬期間は使用停止しています。ですので、探鳥をしている約3時間は厳しい寒さの中でトイレなしなので、探鳥に臨み朝から水分を控えて備えます。
探鳥コース最後の難所の桂コースで、高低差約40mの急坂が続きます。大沢園地から約30分間は鳥を見ていないです。
坂を登り切る手間で、アカゲラ、コゲラ、キバシリ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガなどの混群に遭遇しました。難行苦行のすえに報われた感がありました。
キバシリ
エナガ(亜種シマエナガ)
オオアカゲラ
鳥合わせ風景。14種の観察でした。皆様、寒い中ご苦労さまでした。冬期間は鳥の密度が薄いことを知りつつも、もしかしてとついつい探鳥会に参加しちゃうんですよね。