ウトナイ湖探鳥会風景(3月)

 野生鳥獣保護センター前での探鳥会開催挨拶風景。午後から天候が荒れるとの予報がありましたが、多くの皆さんに参加していただきました。探鳥会担当幹事さんからは、朝の下見ではシマエナガの群れを見たとの報告があり、期待が膨らみます。
 野生鳥獣保護センターから湖畔に出ての直ぐの東屋付近での観察風景。東屋が壊れて使用禁止でしたので散策路での観察です。対岸に黒い塊を発見。遠くでしたが肩が白く、嘴が黄色なのでオオワシであることが分かりました。オオワシを観察していると、やはり対岸で三羽のタンチョウがいました。幸先良しです。
 そのオオワシ。その後の観察ではオオワシは湖面の氷上にポツポツと数羽がいました。
 対岸のタンチョウ。三羽いたのですが一羽は葦原に入っていきました。道央でも確実にタンチョウが増えているようです。
 階段のベンチがある“ハンノキのテラス”での探鳥風景。最近の探鳥会ではカモ類が少なく、どうしたものだろうかと心配していましたが、予想していたよりもカモ類などを含め多くの水鳥を観察できました。
 コガモの群れ。他にはヨシガモの群れもいました。シックな装いのオカヨシガモも。
 氷上のオジロワシ。幼鳥とのこと。
 オオハクチョウの群れ。探鳥会の開始前には大きな群れのオオハクチョウが飛んでいきました。北帰行でしょうか。

 湖畔から林へと進みます。
 今年は雪解けが遅く、”ハスカップの小径”の木道には踏み固められた残雪がありました。この上を滑らないように、足下を見ながらそろりそろりと慎重に歩きました。鳥を探す余裕なんてありません。
 林から湖畔の”マガンのテラス”まで進みます。あれ!ま~! 湖面はすっかり氷に覆われていました。ここでは、美々川方面の上空を飛ぶオジロワシなどの猛禽類を観察しました。
 上空を飛ぶマガンの群れ。
 サンクチュアリ・ネーチャーセンタ前の駐車場付近での鳥合わせ風景。27種の観察でした。小鳥類の観察が少なくて残念でした。出発点の野生鳥獣保護センターへ帰る林の中では、シマエナガやマヒワを観察することができました。探鳥会に出てきて欲しかったです。