宮島沼探鳥会風景(4月)

 探鳥会開催挨拶風景。湖畔は、予想していたより風が冷たかったですが50人を超える人数になりました。当日は、マガンとタンチョウを共に守ろうと、宮島沼がある美唄市の子供たちとタンチョウ生息地の鶴居村の子どもたちとの交流会が宮島沼水鳥・湿地センターで開催されていました。探鳥会開催時刻ではレクチャーの最中で、皆さんは熱心に話しを聞いていました。
 スタート時に宮島沼水鳥・湿地センターの牛山さんに最近の宮島沼のマガンの状況を説明していただきました。今年はマガンの北上が早く、28日現在、1万羽弱程度だということでした。
 探鳥風景 開始直後には裸眼ではマガンの小さな群れが湖面に浮かんいるのみで、「おやおや?少し寂しいぞ」と感じました。しばらくすると、数十羽ぐらいの群れが沼に入ってきたり、飛び出したりを繰り返していました。
 探鳥風景 双眼鏡やスコープで対岸近くを丹念に調べると、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、シマアジ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カンムリカイツブリなどの水鳥を観察することができました。
 マガンの群れ。よく見ると群れの中にはキンクロハジロもいます。
 近くに寄ってきたカルガモ。
 オナガガモの♂(右)と♀。写真は会員の高島均さん撮影。
 近くの畑で採餌していたマガンの群れが三々五々に沼に集結してきたところにオジロワシが飛来。写真は会員の高島均さん撮影。若鳥だそうです。
 鳥合わせ風景。オジロワシが現れマガンが一斉に飛び立ち、沼の中がさみしくなり、寒さもこたえましたので早めの解散としました。水鳥の密度は少なかったですが、多くの種類を観察できました。
 写真のツグミは先出の高島均さんが撮影したもので、始まってすぐ、三脚を車に戻しに行ったときに撮ったものだそうです。繁殖地へ向かうのかな。