厚別川(6月)

 川下公園(札幌市東区)のリラックスプラザ駐車場横での開催挨拶風景。下り坂の天候で風も強く心配しましたが、40名を超える参加者がありました。ライラックの名所ですが、盛りを過ぎていました。札幌の6月は最も過ごしやすい季節で、色々な行事が重なっており、当日はYOSAKOIソーラン祭りの最終日、今週末には北海道神宮例祭があります。
 厚別川堤防へ向かっている皆さん。右手が川下公園。
 厚別川左岸堤防に入る手間で、私たちが歩いているすぐ横のオオイタドリにスズメの幼鳥がいました。 親鳥の後を追ってきたもので、物おじせずにあどけなくとどまっていました。親鳥が餌を持ってくるのを待っているのかな。天敵のカラスなどに襲われずに無事に育ってほしいものです。
 まず山本栄橋から厚別川左岸の堤防を下流に向かって歩きます。河川敷に生える草やオオイタドリ、柳の枝にとまる草原の鳥を観察します。
 曇天の空高く飛翔しているオオジシギを見つけました。ディスプレイフライトのようです。風が強く、「スビャーク、スビャーク」の独特の鳴き声や、「バリバリ」という羽音は聞こえませんでした。
 至る所でさえずっていたオオヨシキリ。オレンジの色の喉奥を見せています。あまりにも多いので、最後にはスルーされていました。
 枯れ葦の先に強風の中で器用に止まっているノビタキ♂。
 ノビタキ♀。 子育て忙しいのか♂♀でいることが多かったです。
 横町橋で折り返して厚別川右岸での探鳥風景。上流に向かって進みます。左手には広大な厚別山本公園などもがあり、野鳥生息環境が残っています。
 カッコウの鳴き声を聞いたり、飛翔しているのを見ることができましたが、止まっている姿を見るができませんでした。・・・が、ついに探鳥グループの最後尾の皆さんは幸運にも姿を捉えることができました。
 姿を捉えられたカッコウ。カッコウと鳴いた瞬間です。
 オオイタドリのホオアカ。赤いネックレスも頬の赤い紅もお似合いですね。
 鳥合わせ風景。オオヨシキリがオオイタドリやヤナギの木の上で囀る姿を見ることができたり、ホオアカ、ノビタキなど草原の鳥も何度も見ることができました。また、オオジシギも昨年に続いて確認でき、キジの声も聞こえてきました。天候の割には楽しめた探鳥会でした。