野幌森林公園探鳥会風景(6月)
探鳥会開催挨拶風景。今週も曇り空の中の探鳥会となりました。気温が比較的高く、エゾハルゼミが鳴いていました。子育て中でさえずりが少ない、木々の葉が茂っている、エゾハルゼミの大合唱と、探鳥にとって3重苦の条件ですが、さてどうなることでしょうか。
盛んにウグイスがさえずっていました。我々を挑発しているかのようです。挑戦を受けて姿を探している皆さんです。挑戦はウグイスの勝ちでした。
キビタキが見やすいところに現れました。発見できていない人へ場所を説明しますが、これも探鳥の難しい技術の一つですね。
大きく口を開けてさえずっているキビタキ
キビタキ。当会会員の岩崎俊さん撮影。
キビタキ。当会会員の鎌田要子さん撮影。
こんなものも観察できました。カミキリムシの仲間だそうです。
センダイムシクイ、ハシブトガラ、シジュウカラ、コゲラと混群が現れ、楽しませてくれました。その余韻が消えない間にキバシリが現れました。キバシリが木を登る様子をじっくりと観察できました。
そのキバシリ。当会会員の岩崎俊さん撮影。
キバシリの湾曲した嘴をバッチリ見事に捉えていますね。当会会員の鎌田要子さん撮影。
大沢コース分岐点での観察風景。キビタキがさえずっており、姿を探しています。
大沢園地での休憩風景。例年ではここで昼食をとり、皆さんと鳥談義をするのが楽しいのですが、トイレが故障で使用できませんので昼食抜きの短縮コースとなっています。早くトイレを修理してください。
大沢園地を過ぎて直ぐのところでオオリリがさえずっていました。懸命に探しますが葉が茂って見つけることができません。諦めてすごすごと歩みを進める先頭グループ。諦めないで居残って探査を続行する人もいます。
その執念が実り、やっと捉えたオオルリです。
雲行きが怪しくなり急ぎ足の皆さん。
帰途途中に見つけたサルメンエビネ。
鳥合わせ風景。この時期エゾハルゼミの声にかき消され、野鳥の声も聞きとりにくい状況でしたが、エゾユズリハコースでは、キビタキをじっくりと観察でき、オオアカゲラやコゲラ、キバシリなも見られ、カツラコースではアカゲラの姿やオオルリの声も確認できました。大沢園地のトイレが使用中止のため、四季美コースまで足を延ばすことが出来ず大沢の池の水鳥などは見ることが出来なかったですが、天候のわりには楽しめた探鳥会でした。