鵡川河口探鳥会風景(8月)

 道の駅「むかわ四季の館」駐車場前での探鳥会開催挨拶風景。お盆過ぎて暑さが少し和らぎ、風もありましたのでしのぎやすい天気でした。日本野鳥の会・苫小牧支部支部との合同探鳥会でもあって多くの参加者がありました。
 小山内さん(ネイチャー研究会in むかわ)から鵡川河口の鳥の状況と、現在計画中の苫東厚真風力発電事業いついて、浜厚真湿地で繁殖しているタンチョウを初めはじめとする生き物の生息環境に及ぼす影響への懸念から反対であることを話していただきました。
 鵡川河口に向かう皆さん
 探鳥地手前のデントコーン畑での観察風景。実りの秋ですね。スズメが群がっていました。
 探鳥地入口の水路手前の看板。タンチョウの繁殖環境を犯さないよう注意を促しています。
 水路での観察風景。ここでは、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、カワウ、バン(幼鳥)、カワセミなどの水鳥を見ることができました。また、コヨシキリの幼鳥の写真を撮った少年もいました。
 ダイサギ。濃い緑の中でダイサギの白さは一層際立ちます。
 バン幼鳥
 草原に入っての観察風景
 海岸まで広がる草原
 草原に出現したエゾシカ。立派な角をもった雄ジカですね。こちらを見て警戒しています。
 草原での観察風景。数は少ないですが、ノビタキやホオアカなどを観察できました。
 枯れ枝にとまっていたノビタキ
 葦原に埋没してしまった人工干潟。かっては干潟には様々なシギ・チドリが集まり、鵡川河口探鳥会の目玉の一つでした。今は池となっており、カルガモなどのカモ類やダイサギ、アオサギがいました。
 人工干潟に海水を供給している水路。微妙なバランスで干潟が成り立つのですが、その維持が人工的には難しいようです。
 河口での観察。砂洲にはオオセグロカモメやウミネコの群れがいました。その中にシギ・チドリがいないか丹念に観察しているところです。
 やっと見つけたミユビシギ2羽。最左の1羽はトウネンでしょうか。
 流木にとまっていたカワセミを撮った方がいました。その後カワセミが私達の前を飛んでどこかに隠れてしまう事が何度かありました。そのカワセミ探索の過程で現れたイソシギ2羽。
 その過程で”ひょっとして私のことをお探しですか?”と間近に現れたトウネン。お陰でじっくりと観察できました。
 河口での鳥合わせ風景。シギ・チドリ類ではイソシギ、ミユビシギ、トウネンを確認でき、5月に続き嬉しい結果となりました。この他カワセミやカルガモ、コガモ、カワアイサなどの水鳥、コヨシキリ、ノビタキ、ホオアカなどの小鳥たちも確認でき、苫小牧支部との共催ということもあり参加者も多く盛況でした。河口からの帰り道でショウドウツバメが現れました。探鳥会観察種として記録できなかったのは残念でした。