いしかり調整池探鳥会風景(9月)
探鳥会開始前の一コマ。北海道野鳥愛護会では石狩土地改良区との協定により、いしかり調整池敷地内の花壇などの環境整備を担当しています。探鳥会開始前に皆さんをお迎えするために、花殻摘みなどの作業をしているところです。
すっかり綺麗に咲き揃った花壇の花々
探鳥会開始挨拶風景。雲一つない百点満点の天気でした。残暑きびしい中、50人を大幅に超える方々が参加しました。
正面プラットホームから望むいしかり調整池。石狩市北生振にある農業貯水池で、8月下旬あたりから水は抜かれ、2~3日で干潟状態になります。干潟に集まるシギ・チドリ類、サギ類、カモ類などの水鳥を観察できます。
調整池西面での観察風景。
今日の探鳥会の主役はアマサギです。北海道ではたまにしか見ることができないサギです。冬羽となっていますが、おでこに亜麻色の羽が見えますね。写真は会員の高島均さん撮影。
ダイサギ(最左)とアオアシシギの群れ。ダイサギは魚をゲットしていますね。
オグロシギとアオアシシギ(中央) 写真は会員の高島均さん撮影。
探鳥風景。少女もスコープで水鳥を観察しています。
水鳥を観察しているとミサゴが現れました。魚を狩るのかなと皆さんとミサゴの動きを追いましたが、飛び去ってしまいました。写真は会員の高島均さん撮影。
コサギとダイサギ。コサギはダイサギに比べ小さく、嘴が黒いのが特徴です。
コサギ。コサギの特徴のもう一つは足指(趾)が黄色であることです。
探鳥風景。
東面から南壁を観察すると、壁際に見慣れないカモがいました。この時期ではエクリプスの状態ですので判別が難しいですね。・・となると鳥に詳しい人たちで楽しい謎解きが始まります。私は早々に退散しましたが、後で聞くとシマアジとのこと。
北面での探鳥風景。この面では逆光で、新たな鳥の出現もありませんでしたので、皆さん黙々と歩いています。
調整池の周りのナナカマドの木。この地は風が強く、いじけた木もあるのですが、この木にはたわわに赤い実がなっていました。
鳥合わせ風景。観察記録種は26種でした。シギ・チドリの種類は少なかったものの、アオアシシギ、コアオアシシギ、オグロシギなどをじっくり観察できました。珍客のアマサギも姿を見せてくれました。また、遠くで飛ぶ猛禽類も数種確認できました。トウネン、ヒバリシギ、ウズラシギなどを観察できなかたのは残念でしたが、次回の探鳥会に期待しましょう。