宮島沼探鳥会風景(9月)

 写真の建物は美唄市宮島沼水鳥・湿地センター。探鳥地は建物の裏にある宮島沼です。
 探鳥会開始挨拶風景。快晴でほぼ無風状態の絶好の探鳥日和です。札幌からは遠隔地ではありますが、大勢の皆さんの参加がありました。
 宮島沼水鳥・湿地センターの牛山さん(中央)から、宮島沼でのマガン・ヒシクイなど水鳥の渡りについて解説いただきました。探鳥会開催日前日(9月28日)のマガンねぐら入り数は16,600羽であったそうです。例年にくらべて渡りの時期が遅れており、今年のシベリアでの雪解けが遅れため繁殖時期も遅れたことによるとのこと。
 宮島沼水鳥・湿地センター内に掲示されていた各年のマガン飛来数を示したボード。ボードからは飛来数のピークがまだ先のようですね。
 観察場所からみた宮島沼の全景。沼奥に広く水鳥が浮かんでいました。近郊の畑で採餌していたマガンなどの群れが三々五々沼に戻ってきます。
 探鳥風景。探鳥会開始前の観察ではカリガネやシジュウカラガンがいたとの情報があり、スコープで湖面を舐めるように熱心に探しましたが、残念ながら発見できませんでした。
 カイツブリ(右)とマガン
 探鳥風景。探鳥時間は定点観察の約1時間30分ですが、観察に疲れると(飽きると?)、鳥談義に話しが弾みます。これも宮島沼探鳥会の楽しみの一つです。
 ヒシクイ(最前列)、奥はマガン
 観察風景。最前列では少年が真上を観察しています。猛禽類でも見つけたのかな。
 オオバン。水草を食べています。
 ハシビロガモ
 ダイサギ
 今年は虫除け用のトンボ・アクセサリーがはやりました。これは正真正銘の生の”つながりトンボ”です。
 沼の遠く上空から雲霞のごとくマガンの群れが湧き出し、徐々に迫ってきて、湖面に着水する様は壮観でした。
 カルガモ
 探鳥会終了時間まぎわに宮島沼上空にオジロワシが現れました。皆さん、湖面にいたマガンの群れが驚いて一斉に飛び立つ大スペクタクルを、今か今かと固唾の飲んで待っていました。カメラマンはスタンバイOKです。・・が、何事もなく静かな湖面のままでした。
 鳥合わせ風景。青天の秋空が広がる中、沼を行き来する雁の群れの鳴き声が心地よい探鳥会となりました。開会前にはカリガネ、シジュウカラガンも見つけ、期待が高まりましたが、開会セレモニー中に飛び去ったようでカウントすることが出来ませんでした。参加者は、カモ類やマガンの様子など熱心に望遠鏡を覗き、また鳥談議も楽しい探鳥会となりました。観察種は35種でした。
 

  


会員の高島均さんから素晴らしい野鳥写真を提供していただきました。探鳥会観察時間外の写真も含まれています。


 ヒシクイの飛翔
 マガンの飛翔
 マガンの群れが飛び立つ瞬間
 カルガモ
 ハシビロガモ(手前)、奥はマガン
 カイツブリ
 カンムリカイツブリ(奥の2羽)
 オオバン幼鳥
 ミサゴの飛翔
 ハヤブサの飛翔