野幌森林公園探鳥会風景(10月)

 探鳥会開始挨拶風景。爽やかな快晴の秋空の下、野幌の森は紅葉が進んで、すっかり秋の風情でした。
 当会副会長の富川さん(中央、緑のキャップとジャケットを身につけている人)から野幌森林公園の最近の鳥状況を話していただきました。また、野幌森林公園内での故障トイレ施設の早期復旧について関係機関との折衝の進捗状況の説明があり、応急対応として大沢園地に簡易型トイレが設置され、来年度には復旧があるものと期待したいとのことです。
 森に入り空を見上げると、ひらひらと無数の木の葉が舞い降りていました。
 探鳥風景。散策路には落葉が敷き詰められており、歩くとガサゴソと踏みしめる音がします。大勢の人ですので、さぞや鳥たちもびっくりです。
 森に入って直ぐに、野鳥の混群に遭遇しました。観察ノートを見ると、ハシブトガラ、メジロ、アカゲラ、コゲラ、ヒガラ、ヤマガラ、ウグイス、ゴジュカラ、ヒヨドリと次々と現れました。これは幸先よし!と、意気込みましたが、その後は鳴かず飛ばずで、しかも落葉が始まったとはいえ、木々には葉が残っており、鳥がいたとしても姿を確認するのが難しかったです。

 

鳥を観察することは難しかったですが、一方で植物の実りを楽しむことができました。

実りの秋

ツチアケビ

ハイイヌガヤ

コクワ

ヤマブドウ

ツルシキミ

ルイヨウボタン

ナナカマド

エゾユズリハ

  

 大沢園地の四季美コースとカツラコース分岐点での小休止風景。大沢園地に簡易トイレが設置されたことから、暫く中断していた大沢の池での観察を再開しました。大沢の池は四季美コース側にあります。
 設置された簡易水洗トイレ。簡易トイレの後ろは現在使用停止中のトイレです。大沢園地で小休止した皆さんの中には利用された方も少なからずおり、大変に助かりました。
 大沢の池での探鳥風景。池に近づくと、久しぶりの我々を歓迎するかのように”ケレケレケレ”とカイツブリの鳴き声が聞こえてきました。
 池には、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリがいました。写真はキンクロハジロの群れ。
 鳥合わせ風景。懸案だった大沢園地に、臨時のトイレが設置されたことから、久しぶりに大沢の池コースを巡ることができました。山野の鳥は、例年より少なかったですが、大沢の池で、水鳥を楽しむことができて幸いでした。18種の観察でした。