野幌森林公園探鳥会風景(2月)

 札幌圏は数日に渡って大雪に見舞われました。自宅の除雪作業で疲労困憊のため、探鳥どころではないはずと予想していました。・・が、冬季の探鳥会としては異例の39名の参加となりました。お見それいたしました、皆様の野鳥愛には感服です。
 探鳥風景。集合場所の大沢口から森に入ります。
 エゾユズリハコース入口付近ではツグミの声が聞こえましたが、さらに入ると静かな森でした。しばらくすると、さえずりが聞こえてきました。声の主はゴジュウカラでした。厳冬真っただ中ですが微かに春の予兆を感じさせてくれました。
 ハシブトガラ
 ヤマガラ
 ヤドリギの実を啄みにくるレンジャクの観察スポットの一つですが、その目論見は外れました。
 志文別線の休憩ポイントでの風景です。
 今回の探鳥会には留学生4人(ウズベキスタン、トルコ、ドイツ、ホンジュラス)が参加です。
 休憩が終わり、長い一列となって森に入っていきます。雪道は人一人通れる幅で、前日の雪のため均一には踏み固められていませんので、バランスを崩さないように歩くのに苦労しました。転ばないように足下を見て歩きますが、これでは鳥を探せませんね。
 志文別線から大沢コースに入ったところで、アカゲラを見つけました。遠くの木立の間を飛び回っているのを必死で追っていました。・・・とそうしている間に、アトリやマヒワの群れが現れました。探鳥会中盤での大盛り上がりでした。
 アトリ。雪を背景にオレンジ色が鮮やかです。
 大沢園地の木の洞に鎮座していた可愛い雪だるま
 桂コースではスキーを楽しむ皆さんと遭遇しました。
 桂コースの坂道でマヒワを観察している皆さんです。
 マヒワ
 鳥合わせ風景。厳冬期の雪国ならではの厳しくも楽しい探鳥会でした。16種の観察でした。