モエレ沼探鳥会風景(4月)
モエレ公園内のガラスのピラミッド前での探鳥会開催挨拶風景。今年度最初の探鳥会で、56名とたくさんの皆さんに参加いただきました。
探鳥コースは、ガラスのピラミッドから水郷東大橋を渡り、モエレ沼外周の堤防を反時計回りとなっています。これは、陽光が順光で水鳥の羽の彩色が見やすいことと、視界を遮る障害物が少なく見通しがよいためです。写真は水郷東大橋での観察風景で、橋の両側の沼を観察します。
橋の近くにオオバンが寄ってきました。
遠くにはハシビロガモやヒドリガモがいました。その他には、アオサギ、アカゲラ、ツグミ、キジバトなどを観察できました。
水郷東大橋を渡り、沼の対岸の堤防に向かう皆さん。
堤防からの観察風景。鳥に詳しい探鳥幹事さんによると、”昨年よりも雪解け早く、カモ類の北上が早いために、個体数が少ない”とのことでした。
ヒドリガモ
キンクロハジロ♂の群れ
堤防からみた沼の全景とガラスのピラミッド
堤防からの探鳥風景。キンクロハジロやヒドリガモなどを観察しているのかな。ガラスのピラミッドを出発するときは風は多少ありましたが、だんだんと風速が増してきました。
モエレ沼から望む暑寒別岳山系(左)とピンネシリ山系。沼には鳥影が薄く閑散としていることが分かりますね。
堤防での観察風景。
雌雄のカンムリカイツブリ。これから番になるのか、求愛ディスプレイをしていました。カンムリカイツブリは雌雄同色で見分けが難しいのですが、雄は冠羽や首の周りの飾り羽が雌に比べると大きいとのことです。左が雄でしょうか。
裏表のカンムリカイツブリ
ミコアイサ♂の飛翔
水郷北大橋を渡る皆さん。ここからモエレ公園内の森に入って行きます。この時間帯では風速が毎秒十数メートルにもなり、風で体を吹き飛ばされそうになりました。橋での観察は早々に切り上げました。
森の中を歩く皆さん。森の中では鳥の活動が少なく、静かでした。
ガラスのピラミッド内で休息している皆さん。ピラミッド内は暖かく、外に比べて極楽でした。
鳥合わせ風景。風が強いので鳥合わせはピラミッド内で行いました。風の影響で水鳥や、小鳥たちは少なかったものの、ツグミの姿が見られたり、ヒバリの囀り、オオジュリンも見ることができました。モエレ沼の水面では、カンムリカイツブリの雄雌の求愛ディスプレイが見られたりと、この時期ならではの探鳥会となりました。昨年9月に発表された、日本鳥学会の日本鳥類目録改訂第8版に準拠した野鳥チェックリストを使用する初の探鳥会になりました。
会員の高島均さんから素晴らしい野鳥写真を提供していただきました。探鳥会観察時間外の写真も含まれています。
オオジュリン♂
ハシビロガモ♂
ミコアイサ♂
カンムリカイツブリ