宮島沼探鳥会風景(4月)

 探鳥会開始前の宮島沼全景。宮島沼水鳥・湿地センター裏の沼突堤に向かう道からの撮影。
 探鳥会催挨拶風景。朝方からの雨が9時過ぎまで続き心配しましたが、10時の開会の頃には止みました。しかし、風が強いため、開催挨拶は風が当たらない建物の陰で行いました。
 宮島沼水鳥・湿地センターの牛山さん(中央の背の高い方)から、マガンやヒシクイなどの渡りについて説明がありました。渡りが早まる傾向があること、沼の解氷が4月12~13日、ねぐら入り数のピークが4月17日の4.8万羽、4月25日で2.0万羽であったとのことです。
 観察場所である沼の突堤へ向かう途中での観察風景。芽吹が始まったばかりの木の枝に止まっているコムクドリを観察しています。
 そのコムクドリ。
 突堤での探鳥風景。宮島沼を吹き抜ける風は強く、沼の水面が波立っており、遠くにカモ類などの水鳥がまばらにいる程度でした。
 探鳥風景。マガンやヒシクイは近くの田畑で採餌してようです。これらの鳥が休息のため沼に大挙して群れをなして飛来し、着水する様は壮観で宮島沼での楽しみなのですが、強風のためか残念ながらその気配はありませんでした。
 沼遠くのカモ類。キンクロハジロの群れが目立ちましたが、他にはカルガモ、ホシハジロ、スズガモ、カンムリカイツブリがなどがいました。
 低温と強風のため、突堤での長時間の観察は厳しいと考え、沼近くの観察小屋の様子を調べに行きました。写真は、その観察小屋から撮った突堤で寒風のなかで観察している皆さん。
 観察小屋。小屋の横には観察窓のある壁(隠戸(はいど))が設置されています。
 観察小屋での観察風景。ここでは、風に当たらず、”あずましく”(北海道弁:心地よい・落ち着くの意)観察できます。
 隠戸から観察している皆さん。壁が風の影響を和らげてくれ、快適に観察ができました。小屋の周りの木に止まる野鳥を観察しています。
 オオジュリン雄
 オオジュリン雌
 スズメ。オオジュリンは命を懸け大海を渡ってきましたが、留鳥のスズメだって北海道の厳寒の冬を耐えきった勇者です。
 宮島沼から望むピンネシリの山々
 鳥合わせ風景。マガンやヒシクイは沼の水面が波立っているので最後まで下りてきませんでした。近くの田畑で採餌している姿や時折飛ぶ姿の観察に終わったのは残念でした。後半、観察小屋の近くで、渡ってきたオオジュリン、コムクドリ、アオジなどを比較的近くで見られたのは成果でした。

  


会員の湯浅創太君から野鳥写真を提供していただきました。最近の探鳥会には数名の少年・少女が参加しています。湯浅君もその一人で、熱心に写真を撮っています。頼もしいですね。


 オオジュリン雌
 スズガモ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ
 ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ

  


会員の小林蒼都君からも野鳥写真を提供していただきました。最近の探鳥会に参加している少年たちの一人です。


 オオジュリン雌
 アオジ
 オジロワシ
 ヒシクイ