藤の沢探鳥会風景(5月)
探鳥会催挨拶風景。5月5日・祭日「子供の日」の愛護会恒例の藤の沢探鳥会です。集合場所の小沢農園・白鳥園では満開の桜が出迎えてくれした。
オカバルシ川を越えて森に入ります。例年ですと、クロツグミやオオルリの囀りが聞こえてくるのですが、静かでした。
更に森の中に入っていきます。所々に急坂や倒木もある難所があり、皆さん慎重に歩みを進めています。小沢農園・園主の小沢さんや当日の探鳥担当幹事さんが山道の笹を刈るなどの作業をしてくれたそうです。感謝、感謝です。
愛鳥広場での観察風景。ここは森が開けて青空を望めるところで、周りの森も見渡せます。クロツグミの囀りが聞こえてくるはずなのですが静かでした。
谷間を望んでいます。こんなところがオオルリが好きなはずなのですが・・・。
もう直ぐで森を抜け旧北海道文教大明清高校跡地の近くの「小鳥の村」まで来たところで、オオルリの囀りが聞こえてきました。沢山の目でオオルリを探しましたが、木が立ち込んでおりなかなか見つけることができません。観察ができた人もいましたが、その場所を説明するのが難しく、オオルリも場所を頻繁に移動していました。
旧北海道文教大明清高校跡地を横断し、藤の沢小学校(白い建物)に向かう皆さん。
藤の沢小学校。学校のご厚意でトイレを利用させていただきました。当校は1914年に開校した小学校ですが、生徒数の減少により2028年には藤野南小学校に統合されるとのことです。
校訓 は「愛鳥愛人【育ち育てる】~自由・共生を学ぶ~」 で、その意は ”愛鳥活動から野鳥の習性や特徴の違いを知ること、自然と共生している姿を学ぶことは、人の多様性を理解し、子どもが「自分らしさ」の実現へ向かう意欲と自分の行動の責任を自覚すること、そして仲間との協働的な学びを目指すことへつながる”とのことです。
「小鳥の村」として知られ、藤の沢小学校を中心とした愛鳥教育活動は、全国的にも先駆的な試みとして注目されて、1983年(昭和58年)には環境庁長官賞、翌年には総理大臣賞も受賞しています。また、愛鳥活動を通じて収集された野鳥剥製の展示も充実しています。閉校後も、校舎内の野鳥剥製を始めとする貴重な歴史資料を残し、有効利用してくれるとよいですね。
探鳥風景。藤の沢小学校からオカバルシ川に架かる藤野1号橋に向かう皆さん。
探鳥の最終コースは、白鳥園へ戻るオカバルシ川沿いの散策路となります。民家の立木の枝の先端
にとまっている鳥を観察しています。
皆さんが観察していたホオジロ。観察ができ、カメラに収めることができた貴重な鳥でした。
散策路ではカナヘビとも出会いました。
オカバルシ川にはマガモが浮かんでいました。
探鳥風景。畑で採餌しているニュウナイスズメを観察しています。
鳥合わせ風景。観察種は24種、47名の参加者と大盛況でした。心配していた天気も回復し青空の下での探鳥会となりました。鳥の出現状況はいまいちでしたが、小鳥の村でオオルリの囀りと姿を確認できました。藤野1号線の桜並木が満開を迎え、藤の沢ならではの探鳥会となりました。
子供の日の藤の沢探鳥会に参加した会員の小林蒼都君から届いた野鳥写真です。
オオルリ雌。大変分かりづらい場所でしたが、よく撮れています。
キジバト
ホオジロ