福移探鳥会風景(6月)

 義務教育学校・福移学園校庭前での探鳥会開催挨拶風景。昨夜からの雨は探鳥会の開始時刻ごろには止み、「福移探鳥会には中止なし」の50年の伝統が今年も守られました。風も弱く、鳥を見るには、良い条件で実施できました。
 例年、校庭ではコムクドリが出迎えてくれます。会員の貞廣修さん撮影。
 福移学園校舎ネット近くでの観察。キジバトやコムクドリを観察しています。
 モズも観察できました。会員の貞廣修さん撮影。
 石狩川堤防に向かう農道での探鳥風景。両側の畑や草原にくるノビタキ、ホオアカ、オオジュリンなどを観察します。上空にはアオサギ3羽が飛んでいました。みなさん期待のベニマシコも現れました。
 鮮やかなベニマシコ。会員の高島均さん撮影。
 石狩川の堤防への登り口での観察風景。遠くの枯れ木の枝に鳥が停まっています。スコープでやっと確認できる程の距離で鳥の確定ができません。胸の白さが目立ちます。ある人はハイタカ、ある人はカッコウと。証拠画像は本会ホームページ・野鳥情報伝言板・トッピクス(6/22福移探鳥会)の投稿記事に掲載していますので、興味のある方はご覧下さい。
 石狩川の堤防での観察風景。石狩川上流に向かって進み観察をします。左手は広大な石狩川河川敷きが、右には畑が広がっています。
 堤防の車道にいる鳥を観察しています。
 ヒバリでした。ヒナに与える餌を咥えているのかな。会員の貞廣修さん撮影。
 オオイタドリの上のノビタキ幼鳥。会員の貞廣修さん撮影。
 福移探鳥会ではかなりの確率でシマセンニュウを観察することができます。この出会いを楽しみに参加される方もいるのですよ。観察では、まずシマセンニュウの囀りに聞き耳を立てます。私の耳では、チッ、チョイチョイチョイと聞こえます。また、河川敷きに点在しているオオイタドリの群生に目星をつけ、オオイタドリにとまっているシマセンニュウを見つけます。
 いました! オオイタドリの上のシマセンニュウ(後ろ姿)
 オオイタドリの上のシマセンニュウ(正面の姿)。オオイタドリに暫くいたので皆さんはじっくりと観察ができました。あまり動きがなくシマセンニュウの行動パターンと違うので、本当にシマセンニュウ?との疑義が出てきました。図鑑を取り出し、撮影結果を持ち寄り、堤防上での判定会議です。
 参考までにコヨシキリです。こちらは、シマセンニュウに比べて、鮮やかな眉白線とその上の眉黒線が明瞭ですね。
 石狩川と豊平川の合流点手間での観察風景。ここに来るまでの間、間断なく鳥が現れて皆さん熱心に観察するため、探鳥会終了時間が迫り、折り返し地点の合流点には到達できなさそうです。堤防脇の大きな木の中に複数の鳥が入っていると報告がありました。ある人はハヤブサと、ある人はカッコウと。木の葉の陰で何かがゴニョゴニョとしているのが分かります。
 ・・・とすると、木から小鳥に追われたカッコウが飛び出してきました。托卵行動の現場だったのでしょうか。会員の高島均さん撮影。
 河川敷きから低空でオジロワシが現れました。魚を掴んでいます。皆さんカメラに収め、堤防上で作品のくらべっこが始まりました。
 堤防上から望む石狩川と豊平川の合流点。合流点手前の広場はラジコン飛行機場です。毎年、探鳥の時間帯にはご厚意により安全のため飛行を中断していただいています。例年は合流点間近で水鳥の観察をするのですが、終了時間が迫っているのでここで折り返しました。
 福移学園への復路は自由観察としました。その間には色々と鳥を楽しんでいただいたようです。写真はニュウナイスズメ。
 オオジュリン。会員の小川修司さん撮影
 アリスイ。会員の貞廣修さん撮影
 鳥合わせ風景。オオヨシキリ、コヨシキリ、ノゴマ、ノビタキ、オオジュリンなどの草原の鳥も確り見られ、シマセンニュウも複数個所で確認でき、終わってみると大満足の探鳥会となりました。参加者は33名、観察記録種は34種でした。