野幌森林公園探鳥会風景(9月)
野幌森林公園・大沢口での探鳥会開催挨拶風景。昨夜からの雨と風で開催が心配でしたが、8時半ごろから参加者も増えはじめ、30名を超える参加者となりました。
昨夜らいの雨のせいか繁殖のためか、点々とサッポロマイマイガが木の幹を登っていました。交尾シーンとか?
風は強かったものの、時より青空も見え、気持ちの良い探鳥、散策となりました。スタート直後のエゾユズリハコースでは鳥の声も無く、シジュウカラ、ハシブトガラの姿程度でしたが、このコースの後半ではキビタキの雄を見ることができました。また、コサメビタキも確認できました。キビタキを観察している皆さんです。
キビタキ。説明が難しいところにいたのですが、多くの皆さんは観察できたようです。私はダメでしたが・・・
キビタキ。会員の貞廣修さん撮影。
以後しばらく鳥の活動が見られなかったので、草花などの自然観察となりました。木の枝にぶら下がっていたハチの巣。住人は居ないようでした。
エゾトリカブトの花
ツチアケビ。光合成をするための葉を持たない植物です。
色づき始めたコウライテンナンショウ
エゾユズリハコースでアカゲラやコゲラを観察をしている皆さん。
大沢の池での観察風景。大沢の池は水が減っていましたが、浅いところではダイサギを1羽見ることができ、オシドリ、マガモ、コガモ、それにホシハジロも確認できました。
たくさんのカイツブリがいました。幼鳥もいて親に餌を強請っているシーンも見られました。
ダイサギ。優雅に飛ぶ姿も披露してくれました。会員の貞廣修さん撮影。
カツラコースでの観察風景。エナガの群れ、キバシリ、コゲラを観察できました。
終着点近くの大沢口手前での観察風景。高い木の枝にとまっている鳥を見つけましたが、お尻を向けていたので何の鳥かはっきりとは分かりませんでした。一瞬振り返った姿がコサメビタキに似ていましたので、コサメビタキと・・・ 半数の人は納得して鳥合わせのため出発点の大沢口に戻りました。
鳥合わせの準備をしていると、参加者のひとりが撮った写真から、ひょっとしてさっきの鳥はサメビタキではないかと主張しました。写真から、胸からお腹のボヤっとした斑と嘴と眼の間に白っぽい色がほとんどないこと、アイリングもコサメビタキより細く、頭部の色もコサメビタキより少し濃いことから、サメビタキと判定しました。写真は、サメビタキではないかと主張された会員の小川修司さん撮影。お手柄でした。
サメビタキ。会員の貞廣修さん撮影。
鳥合わせ風景。23種の確認で、この時期としては好成績です。キビタキ、エナガ、コサメビタキ、サメビタキなどを観察ができ、面白い探鳥会となりました。欲を言えば、クマゲラ、フクロウ、カワセミにも顔を出してもらいたかったのですが...