野幌森林公園探鳥会風景(10月)

 野幌森林公園大沢口での探鳥会開催挨拶風景。35度の記録的な夏の猛暑が、今日の最高気温は13度。雨が心配の曇り空の下で、開始時間が近づくにつれ参加者も増え、予想を超える30名以上の参加者となりました。会員外の方が10名以上も来られていました。
 エゾユズリハコース入口を進む皆さん。出発直後に後方の皆さんはアオバトの鳴き声を聞いたそうです。木々の葉がまだ茂ってますね。朝の気温が低いためか鳥の動きは鈍く、スタートしてしばらくは静かな散策が続きました。
 エゾユズリハコースでの探鳥風景。ゴジュウカラ、シジュウカラ、ハシブトガラなどを観察できました。
 エゾユズリハコースの沢では鳴きながら木々を移動しているカケスの姿を見られました。上空には飛翔しているアオサギ、地面ではハシブトガラやシジュウカラなどが草木の種子を採餌する姿を見ることができました。また、松の中を忙しなく移動するキクイタダキも観察できました。皆さんカメラを向けています。

 

鳥を観察することは難しかったですが、一方で植物の実りを楽しむことができました。

実りの秋

ヌメリスギタケかヌメリスギタケモドキ?

ムキタケ(?)

コウライテンナンショウの赤い実

種子が落ちるとこうなります

ツチアケビ

紅葉が始まったツタウルシ

 

 大沢園地の東屋近くの今は干上がっている水溜まりの林を観察している皆さんです。コゲラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラの活動が盛んでした。
 ゴジュウカラ。会員の市橋栄二さん撮影。
 コゲラ。会員の市橋栄二さん撮影。
 大沢の池の近くではクマゲラの飛び鳴きが聞こえました。大沢の池では、カイツブリ、オオバン、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロの7種の水鳥を観察できました。写真はコガモ。会員の市橋栄二さん撮影。
 ヒドリガモ。会員の市橋栄二さん撮影。
 大沢の池から大沢園地へ戻る道やカツラコースでは大きな混群に出会いました。カラ類の他、オオアカゲラやエナガの群れも観察できました。皆さんエナガを追っているのかな。
 鳥合わせ風景。カツラコースの坂の手前から予報通り小雨も降り始めたので急ぎ、鳥合わせは野幌森林公園・自然ふれあい交流館の屋根のある入口で行いました。コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヤマゲラ、クマゲラと5種のキツツキ類観察のグランドスラム達成でした。結果は27種とこの時期としては多くの種を確認できました。