鵡川河口探鳥会風景(8月)

 鵡川町・道の駅「四季の館」駐車場前での開催挨拶風景。8月末ともなると、さすがに涼しさを感じる頃となりました。今回は、恒例通り、日本野鳥の会・苫小牧支部との共催による鵡川河口探鳥会で、45名の多くの参加者がありました。
 地元会員で「ネイチャー研究会in むかわ」所属の小山内恵子さん(中央の水色のジャケットの女性)から、自然環境保全活動と自然観察との関わりや、鵡川河口でのシギ・チドリ類の様子を話していただきました。シギ・チドリの入りはいまいちとのことでした。
 探鳥地・鵡川河口に向かって進む皆さんです。
 ふれあい小径「鵡川河口コース」に入り、牧場の牧舎近くでの探鳥風景。皆さん熱心に何かを観察していますね。
 堆肥置き場の横の水溜まりにいたクサシギ。地味ですが、白いアイリングに縁取られた目がキュートで出会うと嬉しくなるシギです。似た鳥としてタカブシギと対比されますが、タカブシギ上面の羽の斑紋の鮮やかさから「田舎の星空」、それに比べてクサシギのぼけている感じから「都会の星空」と言われていますね。なるほど、そのようにも見えますね。この場所がよほど気に入ったのか、鵡川河口での鳥合わせ後の帰途時にも、この場所にいたのですよ。写真は会員の高島均さん撮影。
 鵡川河口干潟の保全・再生の取り組みとして、人工干潟に通じる水路の掘削作業が続いているようで、橋に向かう道には重機やダンプが通るために厚い鉄板が敷き詰められていました。
 水路の土管橋近くでの探鳥風景
 水路から海方向を望んだ風景。水路では、アオサギ、バン、カイツブリ、ヒドリガモ、コガモ、マガモ、ホシハジロ、カルガモなどを観察できました。
 マガモの群れ。
 ホシハジロ。高島均さん撮影。
 水路から草原に出ての観察風景。ノビタキなどの草原の鳥を観察しているのかな。チュウヒ、トビ、タイリクキジなども現れました。その後には、ウズラが鳴いたそうです。
 広大な草原の全景
 草原の2頭の雄鹿2頭。立派な角です。
 草原での探鳥風景。遙か遠くの枯れ木の頂上に何かが止まっています。何だろうと、目をこらして観察している皆さんです。
 オジロワシでした。若鳥とのこと。
 上空を飛翔するオジロワシ若鳥。先のオジロワシと同一個体の可能性ありとのこと。高島均さん撮影。猛禽類は、他にミサゴ、チュウヒ、ハヤブサなどが現れました。
 河口が見え始めたころ、アオアシシギの独特の鳴き声が聞こえ、またチラリと飛翔の姿も捉えることができました。期待が膨らみます。
 河口の砂州の様子。砂州には、ウミネコ、オオセグロカモメ、ウミウ、カワウなどがいました。
 河口での探鳥風景。トウネン、ハマシギ、イソシギ、アカエリヒレアシシギなども見られ、シギ・チドリ類は6種確認できました。ただ、鵡川河口の対岸、砂州の波打ち際と、遠く見えずらかったのは残念でした。
 コサギ(左)とアオサギ。コサギの小ささがわかりますね。(この写真は鳥合わせ後に撮影したものです)
 すっかり池となった人工干潟。鵡川河口干潟の保全・再生の取り組みがされているようですが、干潟が再生されることを願っています。
 河口での探鳥風景。ウミウとカワウが隣り合わせのツーショット状態があり、じっくりと見比べて違いを確認できました。
 鵡川河口での鳥合わせ風景。鳥の密度が薄く、じっくりと観察ができたとの実感はありませんでしたが、千歳川探鳥会と並んで今期最多種の43種の観察となった不思議な探鳥会でした。シギ・チドリ類も6種の観察と、当地での近年にない成果でした。探鳥会に参加しなければ、こんなラッキーなことには出会いませんよね。