石狩土地改良区・いしかり調整池施設の正門ゲート
 ゲート前の黄金色に染まり散つつある豊かに実る稲穂
 いしかり調整池施設を取り巻く並木のナナカマドの実も鮮やかに深紅に色づいていました。
 いしかり調整池駐車場は参加者の車で満杯になったため、当会幹事の誘導で敷地外の用水路の両側の空き地に駐車してもらいました。
 いしかり調整池の正面プラットホームでの探鳥会開催挨拶風景。暑さも和らぎ、風もなく穏やかな天候で絶好の探鳥会日和となりました。参加者は今期最大の77名となりました。皆さん楽しみにしていたのですね。
 正面プラットホームからの探鳥風景。正面プラトフォームからの観察のみで、トウネン、ハマシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、コチドリ、キリアイなどのシギ・チドリ類を確認することができました。幸先良しです。この面での観察では、ハヤブサが現れ、上空を先回、急降下による襲撃が数度にわたり繰り返され、その都度にカモ類やシギ・チドリ類が襲撃から逃れるため一斉に飛び立ち、あるいは水中に潜行するなど回避避行動が見られました。そのたびに皆さんの歓声が湧き上がりました。ハヤブサは狩りに失敗したようで、飛び去っていきました。
 ハマシギ
 調整池南壁面での探鳥風景。たくさんの皆さんが観察をしていますね。この面は、まず順光のため鳥の羽の色調などを細部まで観察できること、また土壌が一部露出した浅い干潟となっているため餌が豊富で採餌のため鳥が近くまでよって来る場所となっており、観察の絶好ポイントとなっています。
 調整池南壁面からの観察している皆さんです。調整池全周で約1.6kmですが、先に述べた利点から、当地に足繁く通うベテランバーダーには全周を回らずに南面のみで定点観察する人もいるのですよ。
 調整池南壁面からみた調整池全景。遠くにごまの粒のように見える斑点はカモ類の群れです。群れにはトモエガモ、シマアジ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロなどがいました。群れまで遠かったのと、この時期のカモ類はエクリプス状態となっているため、カメラを向ける人が少なかったようです。
 正面プラットホーム・西壁面そばにいたウミネコ幼鳥
 正面プラットホーム・西壁面そばの水溜まりにいた2羽のカンムリカイツブリ
 コサギ。小型の体、黒色の嘴、黄色い足先(水の中に隠れて見えません)が特徴です。
 ダイサギ
 トウネン
 ヒバリシギ
 コチドリ
 メダイチドリ
 オバシギ
 調整池では、シギ・チドリ類やカモ類を狙った猛禽類も見所の一つです。ハヤブサが現れました。写真は少年会員の湯浅創太君撮影。ハヤブサ以外にもハイタカ、オオタカ、トビ、オジロワシなども現れました。
 ハヤブサ若鳥。湯浅創太君撮影。
 猛禽に追われて逃げ惑うオグロシギの群れ
 調整池東壁面での探鳥風景
 オジロトウネン(下)とトウネン。識別ポイントはオジロトウネンの背羽全体が灰色でトウネンほどの鮮やかな斑紋が無いことと、足が黄色~黄緑色であることです。
 調整池東壁面近くにいたタシギ。壁際に3羽もいたのですよ。
 調整池東壁面近くにいたエリマキシギ
 ツメナガセキレイ。ツメナガセキレイの黄色は周りの草の緑に溶け込んでカモフラージュとなり、見つけるのが難しいです。
 終了時間が迫り、調整池北壁面のナナカマドの並木に沿って、急ぎ足で帰途につく皆さん。
 調整池正面プラットフォームでの鳥合わせ風景。シギ・チドリ類16種の観察、観察種では合計48種と今季最大の成果となりました。何と言っても、じっくりと鳥を観察できた充実感に満ちた探鳥会となりました。現在、石狩土地改良区・いしかり調整池は、環境省が進めている自然共生サイトの登録申請に向けて準備中です。今回の探鳥会は自然共生サイトにふさわしい成果となりました。