いしかり調整池探鳥会風景（10月)

　いしかり調整池探鳥会はシギ・チドリの観察がお目当てなのですが、今日の探鳥会は猛禽ディーでした。開始前にはオオタカがコガモを襲い、シギ類・チドリ類を追い散らし、開始後も獲物を黙々と採餌していました。その後にはミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサが現れました。探鳥会開始直後の観察風景です。皆さん、なんだか気が入っていない様子が分かりますか。お目当てのシギ・チドリがさっぱりでしたものね。

　開始前には、ツルシギ、アオアシシギ、ハマシギがいたとの情報がありましたが、オオタカの顛末があり、現在も食事中であることから、これらのシギ類が戻ってくるのは無理かなと悲観的でした。探鳥会を救ってくれたのはこの目が凜々しい1羽のコチドリ。ありがとうね。

　シギ・チドリ類がいなく手持ち無沙汰な時間が流れましたが、どこからかミサゴが飛来し、池に降りました。しばらくすると飛翔し、我々の上空を旋回して優美なフライトを披露してくれました。皆さんからは歓声が。

　11羽のマガンの群れが羽を休めていました。宮島沼にはマガンが大集結とのことですが、越冬地に向かう先発隊でしょうかね。

あ～あ～、今日の探鳥会はコチドリのみかと気落ちしていたところ、最後に1羽のトウネンが挨拶にきてくれました。ありがとね。

　最後に鳥合わせです。雨の予報もありましたが、時折お日様もでてくる過ごしやすい日でした。シギ・チドリ類の観察は残念でしたが、思いかけず猛禽を6種も観察することができました。予想外のことが起こるのも探鳥会の醍醐味ですね。