野幌森林公園早朝探鳥会風景(5月)
野幌森林公園での早朝探鳥会開始風景。午前6時からの探鳥開始です。小雨模様の天候が回復してきましたが、薄曇りでやや肌寒かったです。それでも猛者17名の参加。
エゾユズリハコースを進みます。雨に濡れしっとりした森です。写真のように木々の葉が生い茂っています。小鳥のさえずりや地鳴きをたよりに、耳を澄ませて鳥を探します。
この季節には札幌でも気温が16℃~19℃以上になるとエゾハルゼミが鳴き始めます。森の中では小鳥たちのさえずりをかき消すような大合唱が起こり、木々の葉っぱに加えて鳥を探すのが難儀となります。で、気温が上がらぬ前の早朝の探鳥会となります。今日は肌寒いくらいの気温ですので、早朝探鳥会の絶好のコンディション。
耳を澄ませての観察です。オオルリ、キビタキ、クロツグミのさえずりが盛んに聞こえてきます。これが鳥を見つけるのはとても難しい。オオルリやキビタキは何とか観察できた方もいました。が、頭上で朗々と歌い上げるクロツグミを、参加者17名の34個の目をもってしても見つけることができません。降参しました。クロツグミ恐るべし!
皆さんがじっくり観察できたのはヤマガラ。餌に夢中です。
大沢の池での水鳥の観察。例年に比べ水量が多いようです。カメラの先には・・・・
ラブラブのオシドリ♂♀。これから番になるのかな。
フム~、何か微妙な関係に発展しそうな予感。
カイツブリも元気です。
大沢の池での観察。ここで大事件が起こります。ジョッピンカケタカ!エゾセンニュウです。野幌森林公園は当会のホームグラウンド探鳥地で50年の観察の歴史があります。今回のエゾセンニュウの観察は50年の記録の初例となります。ですが、エゾセンニュウは北海道では珍しい鳥ではありません。夜中、近くの公園でジョッピンカケタカ!と大音響で鳴き続ける迷惑な鳥でもあります。ちなみに、北海道弁でジョッピンとは戸の鍵のことをいい、ジョッピンカケタカとは”鍵を掛けたか?”となり、防犯を促していることになります。
大沢園地の三叉路の前で鳥合わせとなります。
最後の鳥合わせ風景。27種の観察でした。鳥の姿はあまり確認できませんでしたが、さえずりや地鳴きをたっぷり楽しめた早朝探鳥会でした。