シギと名がついても、セイタカシギ科のセイタカシギです。日本にはシギ科の仲間はたくさん記録されていますが、セイタカシギ科は、本種とソリハシセイタカシギの2種だけです。シギの識別は難しいと頭をかかえてしまいがちですが、本種については、特に細く尖った黒い嘴と桃色の細長い足が際だって目立つので識別も容易で、本種が希な鳥であるということも相まって出会えれば喜びもひとしおです。写真は、今年5月、礼文町香深字津軽町の海岸で休息する6羽を、一緒に行った本会の若い会員らと観察した時の一コマです。(2015/5/5 礼文郡礼文町)